日 時
2023年12月16日(土)13:00-16:00
場 所
慶應義塾大学日吉キャンパス協生館4F 階段教室2およびオンラインのハイブリッド形式
内 容
「企業のCSR・ESG活動とステークホルダーの反応」
国内外で社会・環境課題が顕在化する中で、近年ダブルマテリアリティという考え方が注目されています。1)外部環境が企業財務に与える影響と、2)企業活動が外部環境に与える影響の双方を重視する考え方です。今回の研究会ではこのどちらのテーマでも対象とします。1)研究者や大学院生による学術研究報告と2)実務家による事例紹介を広く募集いたします。日本語でも英語でもOKです。皆様の積極的なご応募をお待ちしております(宛先:jfbsinfo@j-fbs.jp/締切:12/14)。
■13:00-13:05
ご挨拶 岡田正大JFBS会長
■13:05-13:45 第1報告(報告20分、議論20分)
【報告タイトル】
「企業の環境関連活動に対する投資家反応の業界別比較分析―日本における食品産業と自動車産業の違い―」
【報告者】
村嶋 美穂助教(立教大学経営学部経営学科)
【報告概要】
近年、投資家の環境問題への意識の高まりを受け、企業が積極的に環境関連活動などを積極的に行うようになっている。企業の環境関連活動に対する投資家の反応は業界によって異なると考えられる。しかし、日本は世界で三番目に大きなサステナビリティ投資国であるにも関わらず、 その差異について実証的に検討した研究は少ない。本研究では、環境関連活動に関するニュース発表に対する投資家の反応の違いを、日本の食品および自動車業界のデータを用いたイベント・スタディ分析により明らかにした。その結果、食品および自動車業界における環境活動に対して投資家はネガティブに反応することが分かった。また、短期的には投資家反応に業界間の違いは見られないものの、長期的には明確な違いがあることが示された。加えて、食品業界での長期的な投資家の反応は、自動車産業に比べてよりネガティブであることが明らかになった。
■13:45-14:25 第2報告(報告20分、議論20分)
【報告タイトル】
「企業の環境パフォーマンスおよび環境取り組みの現状と評価ーカーボンニュートラルに着目してー」
【報告者】
趙 誼(東京大学 総合文化研究科 地域文化研究専攻 多文化共生・統合人間プログラム 博士課程在籍)
【報告概要】
TBD
【司会】 岡田正大教授(慶應義塾大学大学院経営管理研究科)
参加費
JFBS会員:(一般)1,000円、(学生)500円
非会員:(一般)1,500円、(学生)1,000円
【参加費の支払い方法】
研究会前日までに「クレジットカード決済用サイト」より、事前支払いをお願いします。