· 

経済産業省「国際即戦力育成インターンシップ事業」に関する情報

岡田仁孝教授(東京国際大学戦略研究所教授、Center for Inclusive Business and CSR所長/上智大学名誉教授)より、経済産業省「国際即戦力育成インターンシップ事業」に関する情報をご提供いただきました。
 本事業では、日本の企業の方々が発展途上国にある公的機関や企業にてインターンシップが出来るよう、助成事業を実施しています。HIDA(海外産業人材育成協会)が日本サイドの募集を、JETRO(日本貿易振興機構)が現地で相談役を担当しています。2014年度事業より、貧困削減に役立つBOPの経験が出来る機関として、BASIX(Bhartiya Samruddhi Investments and Consulting Services Ltd:世界で10番目に大きいインドのマイクロファイナンス)がインドにおける企業の方々の受け入れ先の一つとなりました。
 BASIXは、インドでの貧困削減のため、数々のビジネス活動を貧しい人たちに導入し、パートナーとして多国籍企業やインド企業と協力し、BOPを実施しています。本インターンシップは下記の点において画期的です。
 (1) 貧困層を対象としてビジネス活動(BOP)に直接かかわることができ、BOPに関する基礎的な経験が積める。
 (2) 欧米の多国籍企業がパートナーとなっているケースもあり、場合によっては、欧米多国籍企業のプロジェクトに参加できる可能性がある。
 (3) 世界中のNGOにインターンシップを提供しており、彼らと一緒に現場を経験し、生活を共にすることができ、世界中から来ているNGOの方々とのネットワークができる可能性がある。
 (4) ハーバード・ビジネス・スクールや欧米のビジネス・スクールがBASIXにインターンを送ってきていることから、内容が高度で、BOPやマイクロファイナンスに興味を持つ、世界のトップレベルの大学院生とネットワークが出来る可能性がある(但し、同じ時期であれば)。
 (5) 月1回、デリーあるいはハイデラバードにて、インターン生の討論会があり、世界から集まった人々と討論をし、見分を広めることができる。
 (6) こちらのファイルにある通り、6つの仕事領域でのインターンを提供していることから、自分の興味のある領域を選べる。また、月一回の集会には、他の領域のインターンも集まるので、他の仕事領域に関しても学べる。
 詳細についてはこちらを参照下さい(BASIXの「受入機関ID」はINP64です)。